2006年07月15日(土) 18時31分
北海道で96年に注意文書 パロマ湯沸かし器事故(共同通信)
パロマ工業製ガス瞬間湯沸かし器による事故をめぐり、判明した1985年以降の17件のうち10件が集中する北海道で、北海道エルピーガス協会(札幌市)が96年3月、道内のガス機器販売メーカーなどの会員に、不正改造の点検を呼び掛ける文書を配布していたことが15日、分かった。
95年1月に道内で女子高校生が重症となる事故が起きたのを受けた措置だったが、その後も97年から99年にかけて4件の事故が起きており、十分な対策が取られなかったとみられる。
文書によると、女子高生の事故では、湯沸かし器の修理時に安全装置の配線を変更し、排気ファンが回らなくても運転可能な状態になっていた。このためガスが屋内に充満し、女子高生が一酸化炭素中毒になった。
(共同通信) - 7月15日18時31分更新
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