2006年07月15日(土) 12時11分
91年に事故初把握 パロマ、旧通産省に報告(共同通信)
パロマ工業(名古屋市)が製造したガス瞬間湯沸かし器による死亡事故で、1991年に長野県で1人が死亡したケースを、同社が同年中に一連の事故では初めて把握していたことが15日、分かった。翌92年には当時の通産省(現経済産業省)に報告が上がり、注意を呼び掛ける業界向けのパンフレットも作成されていた。一般のユーザーに周知するなどの有効な対策を取らなかった同省などの対応があらためて問われそうだ。
親会社のパロマによると、長野の事故などをきっかけに当時、湯沸かし器の安全装置の不正改造問題が表面化。業界団体が旧通産省に報告し、改造が見つかった場合はメーカーなどに連絡するよう、現場に注意喚起した。
(共同通信) - 7月15日12時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000068-kyodo-soci