2006年07月15日(土) 08時08分
「パロマ」事故多発判明、母の執念による再捜査が契機(読売新聞)
「息子の死の真相が知りたい」——。パロマ工業製ガス湯沸かし器で一酸化炭素中毒事故が多発していることが発覚するきっかけは、今年3月、ちょうど10年前に起きた死亡事故を巡って、息子を失った母親が警視庁に再捜査を依頼したことだった。
同庁によると、1996年3月18日、東京都港区のワンルームマンションの一室に住む男性(当時21歳)が死亡しているのを、訪ねてきた友人が発見した。
行政解剖の結果、死後約1か月が経過しており、死因は、同室にあったパロマ工業製の湯沸かし器から発生した一酸化炭素による中毒死と判明したが、当時の捜査では、なぜ一酸化炭素が発生したかなど、原因までは特定できなかった。
(読売新聞) - 7月15日8時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060715-00000001-yom-soci