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同省によると、事故が起きたのはパロマが80年4月〜89年7月に製造した4機種。室内の空気を取り入れてガスを燃焼させ、ファンで排ガスを室外に出す仕組みだ。
しかし85年1月〜05年11月、これらの機種を使った北海道や東京都などの住宅や店舗で、一酸化炭素中毒で住民らが倒れる事故が17件あり、15人が死亡、19人の重軽傷者が出た。いずれも何らかの理由で排気ファンが作動不良を起こし、一酸化炭素が屋外に排出されなかったのが原因とみられるという。
ファンが停止した場合、ガス供給を自動的に遮断する安全装置がついていた。しかし、安全装置の配線が改造してあったため、不完全燃焼が起きたとみられる事故が少なくとも5件あった。
ほかにも同社製品には類似機種が3種類あり、計7機種の出荷台数は約26万台に上るという。
同省はファンの作動不良がなぜ起きたかなど、原因調査を急ぐ。
20年以上対策をとらなかったことについて、同省は「共通性、関連性が把握できなかった。結果として対応が不十分だった」としている。
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経産省によると、事故が起きたのはPH—81F、同101F、同102F、同131Fの4機種。構造が同じ機種はPH—82F、同132F、同161F。
http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY200607140514.html