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調べによると、ハイラックスは八八年のモデルチェンジで、前輪の車軸にかかる荷重が旧モデルに比べて九十五キロ増加したが、旧モデルで使っていたリレーロッドを新モデルでも使用。その際、リレーロッドの安全性について、社内基準の「六万回の据え切り(停車したまま左右いっぱいにハンドルを切る操作)で不具合が発生しない」を試す実験をしていなかった。
モデルチェンジ後の九二年ごろから、リレーロッドのトラブルが相次ぎ、トヨタは九六年ごろに初めて「六万回の据え切り」を試す実験を実施。
その結果、強度不足でリレーロッドが折れ、基準を満たしていないことが判明したという。
それ以降の製造では改良したロッドを使うようになっていたが、既に販売していた約三十三万台については二〇〇四年までリコールなどの対策をとらなかった。
熊本県菊池市で〇四年八月に五人負傷の人身事故を起こした車は九三年十一月の製造。強度不足のリレーロッドが使われていたため、走行中に折れてハンドル操作が不能となった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060713/mng_____sya_____007.shtml