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健康食品通信販売の最大手「やずや」(福岡市)が、主力商品「熟成やずやの香醋(こうず)」の成分について誤解を招く表現をしたのは景品表示法違反(優良誤認)だとして、公正取引委員会は13日、同社に排除命令を出した。
この商品はテレビCMでも知られ、昨年度は約290億円を売り上げていた。
公取委によると、この商品は、中国産米酢の一種である香醋を濃縮してカプセルに詰めたもの。同社は今年1月、全国で配布した新聞折り込みチラシに「20倍に濃縮」と記載していたが、主成分のアミノ酸は4倍に濃縮した程度だった。
同社は実際に香醋を濃縮していたが、製造工程でアミノ酸の多くが消滅したと考えられるという。
チラシには、アミノ酸も20倍に濃縮されているとの表現はなかったが、公取委は「全体として誤った印象を与える」と判断した。
やずやは「製造工程を分かりやすく説明したいと考え、20倍という表現にした。しばらくの間、広告活動を中止し、チェック体制を強化する」としている。