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ほかに書類送検されたのは、前々任の部長だった自動車部品会社役員(62)と、前任部長のトヨタ自動車リコール監査室長(58)。
調べでは、いずれも男性の歴代部長三人は、一九九六年ごろからRV「ハイラックスサーフ」のかじ取り装置「リレーロッド」に強度不足の欠陥があるのを知りながら、リコールを届け出ずに放置し、二〇〇四年八月に熊本県で五人負傷の事故を引き起こした疑い。
三人は容疑を大筋で認め「重大な事故が起きていなかったので、リコールはしなかった」と供述しているという。
トヨタ自動車は〇四年十月に約三十三万台のリコールを届け出た。同社は「九六年当時は不具合の発生頻度からリコールが必要との判断には至らなかった」としている。
交通指導課によると、リレーロッドはハンドルと車輪をつなぐ装置で、トヨタ自動車には九二年から〇四年までに八十件の折損が報告されていた。八八年のフルモデルチェンジで前輪にかかる重さが九十五キロ増えたが、従来のリレーロッドを使ったため強度不足になったことが、九六年ごろに社内調査で判明。以後は改良した部品を使うようになったが、リコールは行わなかった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060712/mng_____sya_____006.shtml