2006年07月12日(水) 18時01分
全国に客1万人、被害3億円超=「女性とデートが仕事」と広告−静岡県警(時事通信)
「高級婦人とのデートがお仕事」とうたった広告を出し、女性紹介料などの名目で金をだまし取る事件があり、客が全国に約1万人おり、被害額が3億円以上に上る疑いのあることが、12日までの静岡県警富士署などの調べで分かった。
同署などは先月21日、3月に静岡県の男性会社員(51)から3万4800円をだまし取ったとして、同県富士市石坂、会社役員佐藤範之被告(49)=組織犯罪処罰法違反の罪で起訴=ら3人を逮捕した。
調べによると、佐藤被告らは2004年9月ごろから、男性向け週刊誌数誌やインターネットで「女性と交際してお金になる」「1週間に2、3時間で高収入」と広告を出した。
男性から電話が入ると、女性タレントの写真などを切り抜いて作成した約10人の交際候補の女性プロフィルを送付。好みの女性を選ばせ、登録料や紹介料として、銀行口座や私書箱に1人3万〜4万円を送金させていた。
「より金持ちの婦人を紹介する」と言われ、100万円以上だまし取られた男性もいた。
押収した名簿から、客は北海道から沖縄県までの1万人以上に達することが判明。実際に女性とデートしたケースは1件もなかったとみられる。
(時事通信) - 7月12日18時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060712-00000064-jij-soci