2006年07月12日(水) 03時03分
欠陥8年放置して事故、トヨタ品質保証部長ら書類送検(読売新聞)
熊本県警は11日、トヨタ自動車(本社・愛知県豊田市)のRV(レジャー用多目的車)「ハイラックス」の欠陥を知りながら、約8年にわたってリコール(回収、無償交換)などの改善措置を取らず、5人がけがをする事故を発生させたとして、同社お客様品質部長(55)(同市)ら3人を業務上過失傷害容疑で熊本地検に書類送検した。
ほかに送検されたのは、同社リコール監査室長(58)(愛知県三好町)と別の自動車部品会社役員(62)(豊田市)。3人は1995年以降、リコールの決定権を持っていた担当部の責任者で、「重大事故が起きていなかったのでリコールを届けなかった」と供述しているという。
国土交通省は近く、3人の同県警への供述内容などを確認した上で、トヨタ側に事情説明を求める方針。
(読売新聞) - 7月12日3時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000211-yom-soci