2006年07月12日(水) 00時53分
リコールせず欠陥放置 トヨタ部長ら書類送検(共同通信)
トヨタ自動車がRVの欠陥を認識しながら約8年間リコール(無料の回収、修理)を届け出なかったため、5人負傷の交通事故が発生したとして、熊本県警交通指導課は11日、業務上過失傷害容疑で同社のお客様品質部長(55)=愛知県豊田市=ら3人を書類送検した。
ほかに書類送検されたのは、前々任の品質保証部長の自動車部品会社役員(62)と、前任部長のトヨタ自動車リコール監査室長(58)。
調べでは、いずれも男性の歴代部長3人は、1996年ごろからRV「ハイラックスサーフ」のかじ取り装置「リレーロッド」に強度不足の欠陥があるのを知りながら、リコールを届け出ずに放置し、2004年8月に熊本県で5人負傷の事故を引き起こした疑い。
3人は容疑を大筋で認め「重大な事故が起きていなかったので、リコールはしなかった」と供述しているという。
(共同通信) - 7月12日0時53分更新
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