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2006年07月07日(金) 22時38分

シロアリ駆除のサニックスに業務停止命令 不実告知で朝日新聞

 経済産業省は7日、東証1部上場でシロアリ駆除大手、サニックス(福岡市)の小田原営業所(神奈川県)など4営業所2支店に対し、特定商取引法違反(不実告知)行為があったとして、8日から3カ月間の業務停止命令を出した。無料点検を名目に家庭を訪問し、うその説明をして工事契約を受注するなどの違法行為を続けていたという。特定商取引法に基づく業務停止命令を上場企業が受けるのは初めて。

会見で謝罪する宗政伸一社長(右)ら=7日午後8時15分、福岡市博多区で

 停止命令の対象は、小田原、岐阜、呉(広島県)、佐賀の4営業所と堺(大阪府)、熊本の2支店で、訪問販売に関する全業務。また、昨年問題化した埼玉県富士見市の認知症の姉妹宅を狙った悪質業者の1社でもあり、同社全体にも業務改善指示を出した。

 経産省によると、同社は、シロアリ駆除などの勧誘が目的にもかかわらず、「無料で床下を点検します」などと家庭を訪問。点検後に「地震があったらこの家は倒れます」などと、不安をあおる虚偽の説明をし、シロアリ防除や床下換気扇の設置工事などを受注した例が20件前後あったという。被害額は最高約300万円、平均で約100万円だった。

 また、しつこく契約を迫ったり、支払い能力がない高齢者に売りつけたりする違法行為もあったという。

http://www.asahi.com/national/update/0707/TKY200607070550.html