2006年07月05日(水) 20時53分
グレーゾーン金利、自民小委が廃止を決定(読売新聞)
自民党の金融調査会と貸金業制度小委員会は5日、合同会合を開き、貸金業の上限金利について、出資法の上限(年29・2%)を利息制限法の上限(年15〜20%)まで引き下げ、グレーゾーン(灰色)金利を廃止する方針を決めた。
金融庁の有識者懇談会や公明党も同様の方針で、多重債務問題の解消に向けた包括的な貸金業規制の大枠が固まった。
今後、自民党は政府との本格的な調整に入り、来年の通常国会で関連法の改正を目指す。
この日、自民の合同会合は「貸金業制度などの改革に関する基本的考え方」をまとめた。この中で、グレーゾーン金利廃止のほか、業務改善命令の導入など金融当局による監督強化、刑事罰の水準引き上げ、返済能力を超える貸し付けの禁止規定の強化を盛り込んだ。貸金業への参入規制や過剰貸し付け規制も強化する方向を打ち出した。
(読売新聞) - 7月5日20時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000013-yom-bus_all