2006年07月03日(月) 19時22分
<経済産業省>ネットオークションの違反業者見分けやすく(毎日新聞)
経済産業省は3日、インターネットオークション(競売)で詐欺などのトラブルを防止するため、出品時に所在地や取引方法など法で定められた事項を明示していない業者のID(身元を示す識別記号)を同省ホームページで公表する、と発表した。オークション運営サイトや利用者が違反業者を見分けられるようにする。
特定商取引法は、オークションに一定の頻度以上で出品する業者に対し(1)社名、所在地、電話番号、代表者名など業者の情報(2)商品の引き渡し時期、返品特約、支払い方法などの取引条件——の表示を義務付けている。
しかし、業者が個人を装って大量出品し、代金が支払われたのに商品を届けないといったトラブルが後を絶たないため、表示義務に違反している業者のIDを公表し、利用者に注意を喚起する。
具体的には、オークションサイト大手のヤフー、楽天、ビッダーズを対象に、同省がサイトを監視して違反を把握、その業者に表示の是正を要請する。それに従わない場合、IDを公表する。【松尾良】
(毎日新聞) - 7月3日19時22分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060703-00000089-mai-pol