2006年06月30日(金) 20時53分
「国民のための検察を」 但木新検事総長が抱負(共同通信)
松尾邦弘氏(63)の退官に伴い、東京高検検事長から第23代検事総長に就任した但木敬一氏(63)が30日、東京・霞が関の最高検で記者会見し「司法は国民との距離を司法改革で大胆に近づけようとしている。検察も国民の意を深く鋭く受け止め、国民のための検察を目指していかねばならない」と抱負を述べた。
東京地検特捜部が立件したライブドアや村上ファンドの事件について「金もうけにはルールがある。金融を扱うプロが互いに情報交換しながら、大衆投資家から利益を得ていた犯罪で、許し難い」と話した。
2009年までに始まる裁判員制度は「裁判所や弁護士会と手を携えながら、開かれた検察として、役割と姿勢を国民に深く理解してもらうことが必要だ」と強調した。
(共同通信) - 6月30日20時53分更新
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