2006年06月29日(木) 18時06分
認知症男性への貸付無効 不動産担保でアイフル提訴(共同通信)
昨年3月に87歳で死亡した認知症の男性=大阪府東大阪市=の所有不動産を担保にした貸し付けは無効として、遺族2人が29日、消費者金融大手アイフル(京都市)に利息分の返還と慰謝料など約190万円の支払いを求め大阪地裁に提訴した。
同社広報部は「訴状が届いておらず、内容が確認できないのでコメントできない」としている。
訴状によると、男性は2002年ごろから認知症の症状が出ていたが、アイフルは同年8月、男性が所有する東大阪市内の土地などに根抵当権を設定して金銭貸借契約を締結。04年に家族が気付くまでに、男性は計510万円を借り入れた。
原告側は「認知症の男性には判断能力がなく、契約は無効だ」と主張している。
(共同通信) - 6月29日18時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060629-00000163-kyodo-soci