2006年06月29日(木) 20時54分
国民の要望、制度に反映 裁判員で新最高裁事務総長(共同通信)
最高裁事務総長に26日付で就任した前事務次長の大谷剛彦氏が29日、最高裁で記者会見し2009年5月までに導入される裁判員制度について「国民の要望や意見を制度設計に反映させたい」と抱負を語った。
大谷氏は「(新制度への)国民の理解を得るためには、刑事裁判を迅速で分かりやすくする必要がある」と指摘。市民が裁判員として刑事裁判に参加できる環境整備に関し「裁判所の努力だけではなく、関係機関との連携が必要。経営者団体や自治体の理解を得る努力もしたい」と述べた。
最高裁は制度PRのために、現職裁判官も加わった一般市民向けフォーラムを全国で開催したが、「経営者に議論してもらうなど焦点を絞り、形を変えたフォーラムも考えたい」と述べた。
(共同通信) - 6月29日20時54分更新
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