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同センターによると、男性は二〇〇四年四月に腹部大動脈切迫破裂のため緊急入院し、治療中に大腸菌による汎血管内凝固症候群と呼ばれる症状を発症した。センターの三十代の心臓血管外科医が薬を静脈に投与する治療を行おうとしたが、カテーテルを誤って動脈に刺し、男性は一時的に心肺停止状態に陥り、その後重度の脳障害となった。男性は入院治療を続けていたが、今月二十五日、併発した細菌性肺炎のため死亡した。
県の指針では、治療が原因で患者が重度の障害を起こした場合は、警察に届け出ることになっているが、同センターは〇四年当時「治療を優先してほしい」という男性の家族の意向を受け、県とも相談の上、届け出を見送ったと説明している。
しかし、男性が死亡したことで「二年前の医療事故に起因する」と主張する遺族と、病死と診断したセンター側の主張が食い違ったため、同センターは「判断を司法に仰ぎたい」として二十六日、市原署に届け出たという。同センターの龍野勝彦センター長は「病死と考えているが、二年前のミスが遠因となったのは確か。遺族には誠に申し訳ない」としている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060627/eve_____sya_____002.shtml