2006年06月22日(木) 23時18分
ヤミ金心中事件賠償請求へ 幹部ら10人に遺族ら(共同通信)
大阪府八尾市の夫婦ら3人がヤミ金融グループの取り立てを苦に心中した事件で、「八尾ヤミ金被害対策弁護団」は22日、恐喝罪などで起訴されたメンバーや逃亡中の幹部ら約10人に、遺族が損害賠償を求め提訴することを明らかにした。
団長の植田勝博弁護士によると、ヤミ金の取り立てによる自殺で賠償を求める訴訟は極めて珍しいという。違法な収益を遺族の被害回復に充てるとともに、ヤミ金の撲滅につなげたいという。
提訴は9月ごろの見通し。死亡した妻=当時(69)=の兄(81)ら親族2人が原告になることがこれまでに決まった。遺族としての慰謝料のほか、妻の慰謝料請求を引き継ぎ、請求額は1000万円を超えるとみられる。
(共同通信) - 6月22日23時18分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000284-kyodo-soci