2006年06月22日(木) 20時15分
発火のおそれ、浴室暖房乾燥機1万台余点検…東京ガス(読売新聞)
東京ガスは22日、販売した浴室暖房乾燥機から発火のおそれがあるとして、約1万1000台を無料で点検すると発表した。
同型機は大阪ガスなどの販売分も含めると、全国で約12万4000台に上る。昨年8月から先月にかけ、東京都や横浜市、大阪市で3件の焼損事故があり、うち2件で住人が煙を吸うなどしたが、けがはなかった。
問題の乾燥機は、ガス関連機器メーカー「ハーマンプロ」(大阪市)製の4機種で、浴室の天井に設置し、天井裏に引いた配線で電力供給を受ける仕組み。
同社などが事故原因を調べたところ、配線に傷があり、そこから発火していた。設置工事を行った業者が、こん包時に配線を固定しているテープをカッターナイフなどで切断する際、誤って傷つけたとみられる。同社は「こん包方法に問題があった」としており、今後も同様の事故が起きる可能性があるという。
(読売新聞) - 6月22日20時15分更新
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