2006年06月15日(木) 14時15分
6割がネットで知り合った相手とコミュニケーション、オフ会経験は1割(japan.internet.com)
掲示板、Blog、SNS などのいわゆる「CGM(Consumer Generated Media)」と呼ばれるサービスや、メッセンジャーやチャットといったコミュニケーションツールなどでの会話から、顔を合わせたことのないユーザー同士が、ネット上で知り合う機会は多い。
現在、どの程度のユーザーがネット上で知り合った相手とのコミュニケーションを楽しんでいるのだろうか。また、どの程度の割合で実際に顔を合わせているのだろう。
インターネットコム株式会社 と
株式会社クロス・マーケティング は、「インターネットコミュニケーションに関する調査」を行い、インターネット上で行われるコミュニケーションについてのユーザーの動向を探った。
調査対象は、18歳〜50代のパソコンユーザー300人。男女比は男性50.0%、女性50.0%、年齢別は、18〜19歳が20.0%、20代20.0%、30代20.0%、40代20.0%、 50代20.0%。
ネット上で、掲示板や SNS、Blog などを通じて何らかのコミュニケーションをとったことがある回答者182人に「ネット上で対話する相手」をたずねてみたところ、もっとも多い回答は「インターネット上で知り合った人」で60.4%(110人)であった。
それに次ぐのが「古くからの友人」で52.2%(95人)、3位は「家族・親戚」の32.4%。ネット上では、実際の知り合いよりも、そのネットを通じて知り合った相手との対話が多いようだ。
また、ネット上で知り合った相手と定期的に連絡を取り合っている回答者72人に「その相手とどのような手段で知り合ったのか」をたずねてみたところ、「掲示板」との回答がもっとも多く、33.3%(24人)であった。
Blog に関しては、「自分が訪問して」が20.8%(15人)、「相手が訪問してきて」が12.5%(9人)。そのほか、「SNS」をあげる回答者も26.4%(19人)と多かった。「その他」にはオンラインゲームなどの回答もあげられている。
ネット上で知り合った仲間が実際に顔を会わせる「オフ会」は、パソコン通信の時代から行われてきたものだ。現在ではどの程度のユーザーが参加経験を持つのだろうか。
すべての回答者300人を対象に「オフ会」に参加したことがあるかどうかの質問を行った。「ある」という回答者は11.7%(35人)で、1割以上の値となっている。
ネット上には、趣味の合う仲間を見つける機会が数多く存在する。そのような仲間と、実際に顔をあわせて心ゆくまで語りたいと思うのは自然だ。
過去には「オフ会」といえば、マニア同士の濃い集まりが想像されるような時代もあった。しかし、インターネットとパソコンの普及や、Blog・SNS といった新しいコミュニケーションツールの登場で、ネットコミュニケーションは一般化し、誰もがネット上で自然に知り合い、コミュニケーションを深めているようだ。
(
調査協力:
株式会社クロス・マーケティング )
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(japan.internet.com) - 6月15日14時15分更新
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