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「次々契約」に関する相談は、住宅リフォーム詐欺が問題化した昨年五月ごろから増え始め、同センターが実態の分析を進めている。
昨年五月に相談した津市の二十七歳男性は、布団の訪問販売で複数回の購入契約を結ばされ、契約総額は百七十三万円にも達した。「無料で布団をクリーニングする」と自宅を訪れた販売員から「汚れているふとんを使っているのは体に悪い」と言われ、高価な敷布団や掛け布団などを次々に契約していた。
呉服を何枚も買わされたという相談のほか、リフォーム時期を迎えた築二十−三十年以上の住宅を舞台に、「点検」を口実に自宅に上がり込んだ業者に床下や屋根の工事契約を次々結ばされたという事例も目立った。
伊賀市の男性の場合を同じように、最初に訪問販売を受けて契約した業者とは違う業者が訪れ、別の契約を結ばされたケースもあった。
同センターは「契約そのものは適法に行われているケースが多いため、問題が表面化しにくい。気になるケースは早めに相談し、クーリングオフ(途中解約)制度を利用してほしい」と話している。
相談は、県消費生活センター=電059(228)2212=へ。
(紙山直泰)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060614/lcl_____mie_____000.shtml