2006年06月14日(水) 00時00分

民間施設も緊急点検 シ社製エレベーター （東京新聞）

　都議会第二回定例会は十三日、代表質問があり、吉野利明（自民）、初鹿明博（民主）、小磯善彦（公明）、大山とも子（共産）の四氏が質問に立った。港区の公共住宅で起きたエレベーター死亡事故について柿堺至都市整備局長は、区市と連携し、民間施設のシンドラー社製エレベーターについても緊急点検と結果報告を急ぐよう管理者に要請したことを明らかにした。

　■民設公園の促進

　「民設公園」は、大規模な緑地などの所有者に対して、一定規模の土地を公園などのかたちで無償で公開することを条件に、敷地の一部にマンションなどを建設することを認める制度。

　石原慎太郎知事は「五輪開催をにらみ、制度を創設した。都市公園に準じた高い公益性を有しており、東京の緑づくりを税制面から後押しし、支援することが必要だ。固定資産税などの減免措置を講じ、整備促進を図る」と答弁した。

　■東京マラソン

　来年二月開催予定の東京マラソン（東京新聞など共催）のバリアフリー化について、熊野順祥東京オリンピック招致本部長は「車イス応援者の応援ゾーンの整備など、どういう対応が取れるか検討する」と答弁。

　沿道のトイレについては「都立公園のトイレ改修に併せて洋式化を図るなど、誰もが清潔で快適に利用できるトイレづくりを図る」と話した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060614/lcl_____tko_____001.shtml