2006年06月14日(水) 02時59分
未公開株詐欺6人起訴 組織犯罪処罰法を適用(産経新聞)
投資ブローカーらの未公開株詐欺事件で、東京地検特捜部は13日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)罪で、東京都千代田区の投資顧問会社「コスモインフォメーションジャパン」(登録取り消し)社長、高木恒俊容疑者(64)ら6人を起訴した。警視庁は詐欺容疑で逮捕したが、特捜部は法定刑が重い組織犯罪処罰法を適用した。
コスモ社は法人税数億円を脱税した疑いも浮上しており、特捜部は法人税法違反罪で、高木被告や同社を月内にも起訴する方針。
起訴状などによると、高木被告らは、未公開株の売買名目で代金をだまし取るためコスモ社を運営。平成13年2月から15年9月上旬にかけ、上場予定のない会社の未公開株を「数カ月後の上場が決まっている。絶対もうかる」と偽って販売し、無職女性6人から約2億1000万円をだまし取った。
事件は同社の脱税疑惑をめぐる捜査で発覚。高木被告らは女子大の卒業名簿を使って60〜70代の女性らを電話勧誘し、「勧誘マニュアル」や会話の録音テープも作成していた。被害は36都道府県で200人以上、総額十数億円に上るとみられる。
(産経新聞) - 6月14日2時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000009-san-soci