2006年06月14日(水) 06時21分
住宅ローン保証料、3万件17億円未返還(読売新聞)
全国256の信用金庫で住宅ローンを組み、「しんきん保証基金」(東京都中央区)に信用保証を委託した利用者に対し、繰り上げ完済に伴って同基金が返還すべき保証料約3万件、総額約17億円が昨年9月現在で未返還となっていたことが13日、分かった。
各信金から同基金への繰り上げ完済報告に漏れがあったのが原因。利用者の転居などで連絡が取れなくなったケースもあり、最大で約2000件約1億5000万円の返還が困難になるとみられている。
同基金は、信金業界が設立した社団法人の信用保証機関。住宅ローン保証は、ローンが繰り上げ完済された場合、保証料の一部が保証期間の短縮に応じて返還されることになっている。しかし、複数の信金で完済を同基金に報告していなかったために未返還となっていた事例が判明。同基金が昨年9月に全国の信金に調査を依頼したところ、88%に当たる256信金で報告漏れがあったことが判明した。
(読売新聞) - 6月14日6時21分更新
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