2006年06月14日(水) 03時05分
不具合情報は社外秘…エレベーター業界は密室体質(読売新聞)
東京都港区の高層住宅で都立高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故では、過去のトラブル情報が製造元のシンドラーエレベータ(江東区)から保守管理会社に引き継がれていなかったが、現状では情報引き継ぎを義務付ける法令などはないのが実態だ。
またエレベーターメーカーが系列外の管理会社に情報を出し渋るという業界の「悪弊」も背景にはある。
このため国土交通省は、エレベーターのトラブル情報の引き継ぎや情報開示など、新たなルール作りを進める方針を固めた。
「メーカーは不具合情報を決して、系列以外の管理会社に漏らさない」。メーカーの系列には属さない、都内の独立系保守管理会社の社長はそう明かす。
(読売新聞) - 6月14日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060614-00000001-yom-soci