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事故機は、モーター周辺にあるブレーキドラムを二つのブレーキパッドで挟み込んで止める構造になっていた。
捜査1課が事故後にブレーキを取り外し解体したところ、パッドと外側の部品を留めるボルトの一部が緩んでいた。パッドは二つとも締め付けが緩く、こうした状態だと制動力が落ちるという。
ボルトの締め付け具合は、エレベーターの保守点検をするメンテナンス業者が点検する項目の一つ。業者は事故の8日前に最後の保守・点検をしていた。
また、事故機のパッドは隣の同型機に比べて摩耗していたが、業者の点検項目には、パッドの減り具合が含まれていなかった。
捜査1課はボルトの緩みやパッドの摩耗が事故の一因になった疑いがあるとみて、保守・点検が適切だったかどうか業者から事情を聴いている。
エレベーターは扉が開いていると動かない構造になっているが、事故が起きたとき扉は全開状態で、そのまま上昇。男子生徒が救出された後には、電源が切られた状態で、本来だったらその場でとどまるはずのかごが最上階を超えるまでに達したとされる。
直前までエレベーターが異常なく動いていたことから、同課はブレーキ以外に安全装置を制御するコンピューターについても不具合がなかったか調べている。
http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY200606130430.html