2006年06月13日(火) 11時34分
「うみのこ」にもシ社製 県の琵琶湖学習船(中日新聞)
【滋賀県】県の琵琶湖学習船「うみのこ」に設置されているエレベーターが「シンドラーエレベータ」社の前身「日本エレベーター工業」の製品だったことが判明し、県教委は12日、定期点検終了まで使用を見合わせることを決めた。 (本安幸則)
うみのこ(全長65メートル、928トン)は、1983年に運航を開始。「びわ湖フローティングスクール」として、県内全小学校の5年生が順次、1泊2日で乗船して琵琶湖の水質調査などを体験している。
エレベーターは、シンドラー社と企業合併する以前の「日本エレベーター工業」製。同船建造時に、車いすを使う児童用として1基が設置された。
県教委によると、エレベーターの稼働は車いすの児童が月2回、職員の荷物運搬用に月3、4回使っている程度。毎月1回の保守点検を同社に委託しており、これまで事故などは報告されていないという。
12、13の両日は大津市内の小学校など3校の児童と教職員約160人が乗船しているが、エレベーターの使用は中止されている。15日に保守点検を行う予定で、県教委はこの結果を受けて今後の稼働について判断するという。
(中日新聞) - 6月13日11時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060613-00000004-cnc-l25