2006年06月12日(月) 03時11分
光ファイバーの天敵はカラス…ストレス解消の遊びか(読売新聞)
インターネットで大量の情報をやり取りできる光ファイバーをカラスが切断してしまう被害が増えている。
巣作りのために食いちぎろうとした行動がエスカレートし、ストレス解消の「遊び」になっている可能性もあるという。
首都圏で電柱を利用した光ファイバー網を保有している東京電力によると、カラスによる被害は昨年689件。繁殖期のカラスが巣作り用の小枝を集める3、4月が特に多く、今年も3、4月だけで407件にのぼった。NTT東日本でも、一昨年の3〜5月に約700件の被害があった。
光ファイバーは、ガラスの繊維などでできており、ワイヤで補強、ビニールで被覆されているものの、断面は縦5ミリ、横2ミリほどしかない。太い電線や電話線と異なり、くちばしで引きちぎりやすい。特に、幹線から家庭用回線を分ける分配箱の周辺が狙われやすく、20本の回線のうち14本が切断された例もあった。
(読売新聞) - 6月12日3時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060612-00000501-yom-soci