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エレベーター事故で記者会見に臨むシンドラーマネージメントのヘス最高責任者(左から2人目)ら=12日午後、東京都港区で
同社は、保守点検に問題があったとの認識を示しつつ、今後は「あらゆる可能性を考慮し、原因究明に取り組む」との姿勢を示した。
会見には、同社のケン・スミス社長とともに、シンドラーグループ(本部・スイス)のエレベーター部門の最高責任者、ローランド・ヘス氏が来日し、同席した。同社の会見は事故後初めて。
ヘス氏は会見の冒頭、情報開示の遅れについて謝罪。「すべての事実を確認することに重点を置きすぎた。多くの方々に心配と迷惑をかけていることをおわびする」と述べた。
事故機について、同社はメンテナンスを担っていた98年から05年3月までの間、ドアが開かないなどのトラブルが計27件あったことを明らかにした。これについては、「ブレーキや制御盤が原因ではない」とし、「過去に設計、製造が原因の死亡事故はない」と述べ、エレベーター本体や関連機器など製品の安全性を改めて強調した。
また、海外での死亡事例については、ヘス氏は「構造や設計が原因の事例はない」とし、その数については「非常に少なく、ほかの大手と何ら変わらない」と述べるにとどまった。
ヘス氏を含め同社幹部は今後、警視庁や国交省の聴取に積極的に応じるとともに遺族とも面会する方針という。13日には港区長と面談するほか、住民説明会にも出席する予定。
http://www.asahi.com/national/update/0612/TKY200606120411.html