2006年06月11日(日) 01時48分
住民「乗るのが怖い」、事故の高層住宅相談相次ぐ(読売新聞)
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で今月3日、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故を受け、港区が同住宅に派遣している保健師のもとには、「強いストレスを感じる」「持病が悪化しないか心配」といった相談が相次いで寄せられている。外出を控え、閉じこもりがちになる高齢者なども少なくない。週明けには、事故機とともに故障が多発していた残る1基も稼働を停止するため、週末の10日は買いだめに走る主婦の姿も目立った。
23階建ての同住宅は、1〜8階に区の福祉施設などがあり、9階以上の住居部分では83世帯約250人が暮らしている。
5基あるエレベーターのうち、9〜23階に通じている住民用は2基で、いずれも「シンドラーエレベータ」(江東区)製。事故機は検証のため使用できず、唯一稼働しているエレベーターで階下まで降りてきた60歳代の主婦は、「細かな振動にもビクビクしてしまう」と心配そうに話した。
(読売新聞) - 6月11日1時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000213-yom-soci