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■NHKが初PV信頼回復を狙う
NHKは、大型画面で試合を中継し大人数で応援するイベント「パブリックビューイング(PV)」を初めて実施する。日本戦の生中継は、水戸芸術館広場(豪州、クロアチア戦)、埼玉県・菖蒲町アミーゴ(豪州戦)など、全国十八カ所を予定。
Jリーグ選手らゲストを招いたり、各地のアナウンサーが見どころ解説を加えたりするサービスもあり、入場は無料だ。
「不祥事の発覚以後、NHKが視聴者との結びつきを強化している活動の一環。ハイビジョンで試合を楽しんでもらい、信頼回復につなげたい」と視聴者サービス局。最先端の中継技術を駆使、W杯に乗じて、イメージアップを図ろうとの思惑を隠さない。
NHKによると、W杯の放送権交渉時、権利を持つ電通から今回初めてPVの許諾を得たため可能になったという。
一方、スカパーは、前回の日韓W杯で東京・国立競技場で有料PVを実施し五万人のサポーターを集めたが、今回は、埼玉スタジアムにメーン会場を移して実施(3000円)。「今回は時差があるので、近隣住民が深夜の歓声に迷惑する可能性がある」(同社広報・IR部)と、“聖地”の国立は断念した。同社の映像によるPVは、さいたまスーパーアリーナ、ヴェルファーレ(六本木)、映画館のTOHOシネマズ(全国13カ所)などでも行われる。
■思い乗せ代表ユニホーム、独へ
日本戦全試合と決勝戦を中継するTOKYO FMは、東京・渋谷のスペイン坂スタジオに、高さ二メートルの日本代表巨大ユニホームを八日まで掲げ、ゴスペラーズやスガシカオらのアーティストが代表へのエールを書き込んだ。「FM局ならではの応援方法を考えた」(編成部)という。ユニホームは、サッカー番組を担当する藤丸由華アナウンサーがドイツに持参、大会期間中、日本のメディアセンターに飾る。
また同局では、「ブラジルに日本が勝ったら」の条件で、アーティストらにビッグな約束をしてもらう番組企画を展開。ブラジルには、まずかなわないとみたのか、「湘南で、スクール水着で『Jupiter』を歌う」(平原綾香)など、大胆宣言も飛び出している。
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国際サッカー連盟(FIFA)の公認映画「GOAL!」を上映している映画館「新宿ミラノ」では、日本戦がある十二、十八、二十二日(試合開始は23日午前4時)に、サッカーのユニホーム(チームは問わず)で訪れれば、五百円で入場できるキャンペーンを展開。採算度外視で日本代表のゴールを祈る趣旨という。
ただ、実はこの映画は三部作の第一弾。「第二弾や、今回のワールドカップで撮影している第三弾の集客につながれば」(関係者)との戦略もあるようだ。
■音楽業界、特別仕様CDを
音楽業界も多彩な“W杯仕様”のCDアルバムを仕掛けている。
キングレコードは、出場三十二チームの国歌を集めた「シング・アロング・ウィズ・ミー! 32ナショナル・アンセムズ2006」を発売。四年前の日韓W杯でも同種のCDを出したところ好評だったため、二大会連続の企画となった。「君が代」のほか、初出場国の国歌も収めている。自衛隊の音楽隊が演奏。
クラシックの異色商品として、日本代表主将の宮本恒靖選手(ガンバ大阪)が選曲した「ミオ・クラシコ Conducted by宮本恒靖」(ソニー)は二十一日に発売予定。クラシック好きという宮本選手こだわりの曲を網羅した。ヴェルディ「凱旋(がいせん)行進曲」、バッハ「G線上のアリア」など十曲を収録。
サッカーに関連した曲を選んだ「ワールド・サッカー・クラシックス」(ワーナー)も同日のリリース。試合前、選手が入場する際に流れる曲など、荘厳な雰囲気が漂う一枚だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20060611/mng_____hog_____000.shtml