2006年06月10日(土) 19時00分
シンドラー社エレベーター:奈良市で不具合1件 昨年、ドア閉まらず /奈良(毎日新聞)
◇定検、異常なく
東京都港区のマンションで高校生が「シンドラーエレベータ」(本部・スイス)のエレベーターに挟まれ死亡した事故を受け、奈良市は9日、市勤労者総合福祉センター(奈良市佐保台西町)で昨年4月、ドアが閉まらなくなる不具合が1件発生したことを明らかにした。【青木絵美】
同市建築指導課によると、市内で確認されたシ社製エレベーターは5基。トラブルが判明した同センター(3階建て)は91年に開館し、定員11人のエレベーター1基を設置している。
昨年4月2日朝、エレベーターのドアが開いたままになっているのを出勤した職員が発見した。エレベーター内の「開」ボタンが押し込まれた状態で戻らなくなっており、業者が修理した。けが人はなかったという。東京の事故を受け、同センターは今月6日、月1回の定期点検を繰り上げ実施した。しかし異常はなく、使用は継続する。
一方、シ社は9日、自社製のエレベーターは県内に37基設置され、うち27基を同社が保守点検していると公表した。
6月10日朝刊
(毎日新聞) - 6月10日19時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060610-00000291-mailo-l29