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捜査1課の調べでは、事故の通報を受けて駆けつけたメンテナンス会社「エス・イー・シーエレベーター」社員は、屋上の機械室に向かい、主電源を切断。エレベーターは電源を切るとブレーキが自動的にかかってその場にとどまるが、社員はさらにかご部分を下げる必要があると考え、ブレーキを解除し、手動でワイヤを巻き戻してかごを下げようと試みた。しかし重みで動かせなかったため断念し、ブレーキを再びかけた。
その後、東京消防庁のレスキュー隊がワイヤの巻き上げ機が動かないようにロープで固定し、男子生徒が挟まれたエレベーターの床と12階の天井の間を器具で押し広げて救出した。
救出後に隊員が巻き上げ機のロープを外すと、ブレーキがかかっていたにもかかわらずエレベーターは上昇を始め、徐々に加速して天井近くに衝突したという。
警視庁は、ブレーキが作動していたのにエレベーターが動き出した経緯に注目。油やブレーキパッドの摩耗でブレーキの性能が落ちていた可能性もあるとみて、保守管理を担当するメンテナンス会社の歴代担当者らから事情を聴いている。
http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY200606090458.html