2006年06月09日(金) 15時34分
事故エレベーターの故障原因報告、住宅公社に伝わらず(読売新聞)
東京都港区の区民向け住宅「シティハイツ竹芝」で、高校2年の男子生徒(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故に絡み、今年1〜2月に事故機でトラブルが相次いだ際、修理にあたった製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)が、保守管理会社側に「制御盤とエレベーターをつなぐコードの断線が原因」と説明していたことが9日わかった。
このトラブルや故障の原因について、住宅を管理する区住宅公社に報告された記録がなく、警視庁捜査1課は、トラブル多発が公社側に伝えられなかった経緯について調べている。
これまでの調べによると、事故機では今年1月30日〜2月4日の間、〈1〉地下1階のボタンを押したのに4階で止まり、ドアが開かなくなって一時閉じ込められた〈2〉11階から地下1階への移動中に急に4階に止まった——といったトラブルが相次いだ。
(読売新聞) - 6月9日15時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060609-00000205-yom-soci