2006年06月09日(金) 10時47分
<エレベーター事故>国関連施設のトラブル調査へ 国交省(毎日新聞)
東京都港区のマンションで都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故を受け、国土交通省は全国の国関連施設について、事故があった「シンドラーエレベータ」(江東区)以外のメーカー製も含めてトラブルの有無を調査することを決めた。北側一雄国交相が9日の閣議後会見で明らかにした。
各地の合同庁舎などの国関連施設では、シンドラー社のエレベーターが104カ所計153基設置されており、国交省はこれまでに過去のトラブル調査を指示している。しかし「安全管理を徹底するために他のメーカーも含めた調査が必要」として、調査対象を拡大した。対象数は調査中だが、国交省に発注した書類が残っているエレベーターだけでも800基あるという。国交省は、全国の国公立大学など他省庁が発注したエレベーターも含め、過去1年間のトラブルの有無の報告を求める。【種市房子】
(毎日新聞) - 6月9日10時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060609-00000033-mai-soci