2006年06月08日(木) 00時00分

小嶋容疑者ら　詐欺罪で起訴 （東京新聞）

　耐震強度偽装事件で東京地検は七日、マンション販売ヒューザー（破産手続き中）社長小嶋進容疑者（５３）と、木村建設（破産）社長木村盛好被告（７４）＝建設業法違反罪で起訴＝を詐欺罪で起訴した。元一級建築士姉歯秀次被告（４８）＝建築士法違反罪で起訴＝については、建物の構造計算書を偽造したとして建築基準法違反の罪で起訴した。詐欺容疑で逮捕された木村建設の元専務（５１）は関与の程度が低いとして処分保留で保釈された。

　起訴状によると、小嶋被告は二〇〇五年十月、神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ藤沢」の耐震強度不足を認識しながら、その事実を住民に告げないまま住民計十一人に代金の残額計約四億一千四百万円を振り込ませ、だまし取った。木村被告は〇五年十一月、奈良市内のホテル「サンホテル奈良」の構造計算書が偽造され、耐震強度が不足していること認識しながら、ホテルオーナーに工事代金の支払いを請求。ホテルオーナーに代金を振り込ませ、二億二千五百万円を詐取した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060608/mng_____sya_____010.shtml