2006年06月08日(木) 17時02分
シンドラー社の対応に不満=「誠実にすべきだ」−佐藤国交次官(時事通信)
東京都港区のマンションで高校生がエレベーターに挟まれ死亡した事故をめぐり、国土交通省の佐藤信秋事務次官は8日の記者会見で、製造元のシンドラーエレベータ社(江東区)の国や住民への対応について、「もう少し誠実にすべきだ」と不満を述べた。
同次官によると、国交省が事故機と同型のエレベーターのリストを求めたところ、シ社は個人情報保護を理由に当初提供を渋った。住民に対する説明会では要望があるのに同社は出席していないという。
同省は現在、シ社製エレベーターの緊急点検を実施中だが、佐藤次官は「他社製のエレベーターも必要があれば、調査させてもらう」と述べ、状況に応じて点検の対象を拡大する考えも示した。
(時事通信) - 6月8日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000099-jij-pol