2006年06月08日(木) 07時20分
全開のまま急上昇か エレベーター事故で警視庁(共同通信)
東京都の港区住宅公社マンションで高校2年市川大輔さん(16)がエレベーターに挟まれ死亡した事故で、市川さんの遺体にはドアに挟まれた際にできる皮下出血などのあとがなかったことが8日、警視庁捜査1課の調べで分かった。
捜査1課は、エレベーターは12階で停止後、ドアが全開になったまま、その後1度も閉まらずに急上昇した可能性があるとみている。市川さんはエレベーターの床と12階の出入り口の天井部に挟まれ、死亡した。
動作を指令する制御盤のコンピューターソフトや安全装置とともに、事故原因の疑いがあるブレーキについては、製造元の「シンドラーエレベータ」の本部があるスイスから同型の物を取り寄せ、事故機のブレーキと交換した上で、実際に作動させてさらに現場検証を進める。
(共同通信) - 6月8日7時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000023-kyodo-soci