2006年06月08日(木) 10時09分
京都府施設19カ所に27基 シンドラー社製のエレベータ(京都新聞)
男子高校生が「シンドラーエレベータ」製のエレベーターに挟まれ死亡した問題で、京都府は7日、同社のエレベーターが府施設19カ所に、計27基あり、過去1年間に閉じ込めなどの誤作動が5基で計9件発生していたことを明らかにするとともに、府施設が備えるエレベーターすべての点検を指示した。
府立植物園(京都市左京区)では、今年4月に植物園会館のエレベーターで入園者7人が約30分、府民総合交流プラザ(南区)では3基のうち1基で3月に来館者1人が約40分閉じ込められた。2カ所の府営住宅にある3基では、異常音がしたりドアが閉まらなくなる誤作動が7件あった。
府は7日、閉じ込めが起きた植物園と同プラザのエレベーターを、原因が判明するまで運転停止とした。府営住宅での誤作動は接触不良や油漏れなどが原因という。
同社製のエレベーターは府立体育館(北区)や宇治、田辺、亀岡の各総合庁舎、山城高、洛北高、府警自動車運転免許試験場別館(伏見区)などにもあった。
このほか、府営住宅では2003年3月から5月にかけ、小栗栖西団地(伏見区)と洛西竹の里団地(西京区)で閉じ込めが計4件起きたという。
また、長岡京市内の民間施設2カ所でも、同社製のエレベーターがあった。
(京都新聞) - 6月8日10時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060608-00000003-kyt-l26