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同市川崎区の市営住宅で同社製エレベーターを利用している住民の男性(44)は「ずいぶん前に閉じこめられたことがあった」と打ち明け、「不安になるので(高校生の死亡)事故のことはあまり考えないようしていた」と顔を曇らせた。同じ住宅に住む女性(73)は「点検は毎月二回あるので安心していた。これだけ問題になれば、点検もしっかりやるはず」と、冷静に話した。
市住宅管理課によると市営住宅のエレベーターは計百十五基ある。市は管理を委託している市住宅供給公社を通じて六日、市営住宅六棟にエレベーター計九基を設置しているシンドラー社を含む保守会社に再点検を指示した。民間集合住宅についても業界団体を通じ点検を求めるという。
シンドラー社のエレベーターを設置している市営住宅は川崎区に一棟、宮前区に二棟、高津区に三棟ある。同社が七日、同公社に提出した報告書によると、川崎区と宮前区の市営住宅二棟で二〇〇四年四月から〇五年十二月までに、エレベーターが二階で停止して利用者が一時閉じ込められるなど計四件のトラブルが発生。二件は原因が不明という。 (飯田克志)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20060608/lcl_____kgw_____003.shtml