2006年06月07日(水) 13時01分
業務停止:高齢者に強引販売、布団会社を一部業務停止 都が改善指示経ず /東京(毎日新聞)
高齢者らに高額な布団を強引に売りつけたとして、都は6日、布団販売会社「リバイタル・アフター」(神奈川県大和市、鷲尾好春社長)を特定商取引法に基づき、3カ月間の一部業務停止(契約締結など)処分にした。「極めて悪質」(都生活文化局)として、都道府県として初めて、改善指示を経ずに業務停止を命じた。
同局の調べでは、同社販売員は、布団の点検を装い一人暮らしの高齢者宅を訪問。「羽根がみんな固まっている」と言って持ち帰り、後日「汚れがひどくクリーニングできない」と新品の購入を迫っていた。勝手に契約書を書き大量に購入を迫ったケースもあったという。
同社の高額販売について04〜05年度、都や区市町村に18件の相談があり、契約額は少なくても約1600万円にのぼった。契約者の平均年齢は72・4歳だった。国民生活センターによると、同種の相談は全国で03〜06年度に40件あり、契約総額は約2900万円という。【木村健二】
6月7日朝刊
(毎日新聞) - 6月7日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000131-mailo-l13