2006年06月07日(水) 20時17分

＜滋賀・京都＞シンドラー社ＥＶ　近畿でもトラブル（朝日放送）

エレベーターに挟まれて高校生が死亡した事故。同じ会社のエレベーターが、滋賀県栗東市と京都府でもトラブルを起こしていたことがわかりました。栗東市では、住人５人が３０分間、閉じ込められていました。

事故に遭った住民の１人は、「ドアが閉まってすぐにドーンというたんです。ガターンか、ドーンかどっちか。あーっ、これは閉じ込められたと思って、そこからドキドキドキドキ心臓が・・・」と当時の様子を話しています。滋賀県によりますと、トラブルがあったのは栗東市にある県営小平井団地のエレベーターです。先月１６日夕方、５階で４人、３階で１人の合わせて５人が乗ったシンドラー社製エレベーターが、下におりる途中の１階と２階の間でストップしました。メンテナンス作業員がおよそ３０分後に駆けつけて救助し、けが人はいませんでした。住民は、「あの中入ってみ、どんな苦しい。私死ぬか思いましたけど」「それ（事故に遭って）から、絶対（エレベーターに）乗ってない。どこの病院行こうが、買い物行こうが、怖くて全部非常階段（を使っている）」と話しています。

このエレベーターは、今年４月に設置されたばかり。ストップした原因は、１階の安全装置の位置が悪いという初歩的なもので、これを直してからはスムーズに動いています。団地には、合わせて６基のシンドラー社製エレベーターがありますが、ほかにトラブルは確認されていないということです。

また、京都府の発表によりますと、府営住宅などに設置されたシンドラー社製エレベーターに人が閉じ込められるトラブルが５件あったことがわかりました。けが人は出ていません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000006-abc-kin