2006年06月07日(水) 16時09分
人閉じ込め 誤作動4件 高校生死亡エレベーター 府営住宅に15基(京都新聞)
男子高校生がエレベーターに挟まれ死亡した問題で、同じ「シンドラーエレベータ」(東京都)製のエレベーター15基が京都府内の府営住宅に設置されており、うち人の閉じ込めの誤作動が4件報告されていることが分かった。府は7日、月1回の定期点検を前倒しして、15基すべてを再点検するよう指示した。また、警察や教育を含むすべての府施設のエレベーターの点検を業者に要請する方針を決めた。
府住宅課によると、同社製のエレベーターは京都市や久御山町などの府営住宅にあり、トラブルは2003年2月から昨年3月の間に、ドアの開閉が緩み安全装置が作動したり、メンテナンスの際の油でセンサーが誤作動した、などだった。けが人は出ていない。
府建築指導課によると、民間の建物では京都市と宇治市を除く府内で同社製のエレベーターは2基ある、という。
また、京都市都市計画局によると、市内では同社製のエレベーターは民間の建物に計34基設置されている。トラブルは報告されていないが、建物の所有者にあらためて点検を要請する文書を出すことにしている。
(京都新聞) - 6月7日16時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060607-00000039-kyt-l26