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５日午前９時半ごろ、福山市山手町の山陽道福山サービスエリア付近で、中国バス（本社・福山市）の高速バス（尾道・土生港発福山駅行き）から煙が出ているのに乗客が気づいた。指摘を受けた男性運転手（２７）が路肩に止めたが、バス後部のエンジン部分と付近の床などが焼けた。乗客１２人や運転手は避難してけがはなかった。
同社などによると、バスは８８年式の三菱ふそうトラック・バス社製。０４、０５年に計７カ所の部分のリコールが国に届けられたが、いずれも修理されていた。エンジン部分はリコールに該当していなかったという。
バスは土生港を同日午前８時４５分に出発し、福山駅前に午前９時５１分に着く予定だった。この事故の影響で、山陽道上り線の福山西—福山東間が約１時間にわたり通行止めとなった。
三菱ふそうのバスを巡っては、４月下旬に別の会社の高速バスも山陽道を走行中にエンジン付近から煙が出て、全焼する事故があった。
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000606050003