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全国食肉公正取引協議会などと調整し、来年3月末までに結論を出すが、黒豚を含む豚肉の輸入は米国やカナダなどを中心に拡大していることから、新たな貿易摩擦を生む可能性もある。
農水省は1999年に食品小売品質基準を改正し、黒豚を「バークシャー純粋種の豚肉に限る」と定義。品質を維持することを狙い、純粋種と雑種を区別した。
ただ、2004年には、全国農業協同組合連合会(全農)の子会社が仕入れた米国産やカナダ産の黒豚を鹿児島産として販売された偽装が発覚し、消費者に不信感を与えた。農水省が昨年秋に実施したアンケートでも消費者の65%、販売業者の約70%が黒豚を「国産に限るべきだ」と回答している。
国内限定については、民主党の川内博史衆院議員が昨年5月の農水委員会で指摘。農水省は今年5月12日の内閣委員会で「前向きに取り組みたい」と答弁した。
国産黒豚の約6割を生産する鹿児島県のJA鹿児島県経済連は「国産のみに黒豚が認められればブランドの価値が高まる。商品レベルも上がり、消費者にとってもプラスになる」と歓迎する。
ZAKZAK 2006/06/05