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捜査本部は4日、豪憲君の殺人と死体遺棄の容疑で、畠山容疑者の藤里町の自宅や、能代市の実家前に駐車してあった車などを捜索した。
その結果、畠山容疑者がいつも乗っている白い軽自動車の後部トランク付近から、黒い化学繊維片を発見、採取した。ポリエステルと綿の混合物だった。詳しい分析を始めているが、豪憲君の遺体に付着していたものと同じ素材とみられる。
畠山容疑者の自宅の捜索でも、この繊維に似た素材の黒色の衣服がみつかったという。捜査本部は、畠山容疑者が死体の遺棄にかかわったことを裏付ける重要な証拠を得たと判断。4日夜になって死体遺棄容疑での逮捕に踏み切る決め手の一つになった。
化学繊維片が遺体に付着していた状況などから、畠山容疑者が黒い衣服で豪憲君の遺体をくるんだうえで、車にのせて運び、能代市の米代川岸の道路わきの草むらに置いた疑いがあるとみて、さらに調べる。
捜査本部はこのほか、遺体に付着していた毛髪のDNAが、畠山容疑者と一致したとの鑑定結果を得ている。また、畠山容疑者の軽自動車のものと同じ種類のスタッドレスタイヤの跡も、遺棄現場付近で確認している。
豪憲君が自宅の約80メートル手前で行方不明になった直後に、畠山容疑者が自宅前で、軽自動車の後部トランクを閉めている姿が、目撃されている。
化学繊維片を採取したことで、物証がさらに整ったと捜査本部はみている。5日も引き続いて自宅を捜索している。
http://www.asahi.com/national/update/0605/TKY200606050307.html