2006年06月05日(月) 13時09分
詐欺の会社社長に有罪判決 京都地裁 RCCの根抵当権を不正抹消(京都新聞)
整理回収機構(RCC)の根抵当権を不正に抹消したとして、詐欺罪に問われた京都市下京区の寝具類販売会社社長八田與夫被告(69)=同区河原町通仏光寺下ル=の判決公判が5日、京都地裁であり、氷室真裁判官は懲役2年4月(求刑同4年)を言い渡した。
判決によると、八田被告は2003年3月、会社が所有し、RCCが根抵当権者である土地・建物(約360平方メートル)について、実際の売却価格より約1億円低い金額で売却する旨を記した虚偽の担保解除依頼書を示して、RCCに根抵当権を抹消させた。
判決理由で氷室裁判官は「売買契約書を偽造したり、架空の買い主を仕立て上げるなどしてRCCを信じさせた巧妙で計画的な犯行。被害弁償もしておらず、被告の刑事責任は重い」と述べた。
(京都新聞) - 6月5日13時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060605-00000014-kyt-l26