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秋田県藤里町、自営業米山勝弘さん(39)の二男、町立藤里小1年豪憲(ごうけん)君(7)が殺害された事件で、能代署捜査本部は4日早朝から、豪憲君と同じ団地内の無職女性(33)の自宅や軽自動車、関係先の民家などを殺人、死体遺棄の疑いで捜索した。
女性にも任意同行を求め、当時の状況などについて事情聴取。同日夜、死体遺棄容疑で逮捕状を請求した。
女性は事件との関係を否定しているとみられる。
関係先の民家には4日午前6時ごろ、捜査員が到着。約30分後、捜査員らに続いて玄関から女性が姿を見せ、硬い表情のまま、親族の運転する軽自動車で能代署に向かった。
民家の玄関先には、女性の白い軽自動車が止められており、捜査員が車内の指紋などを採取。この車については、豪憲君が行方不明になった直後、女性が後部トランクを閉めているのを近所の人が目撃しており、捜査本部は、その後も車を近くの交番に運び、さらに詳しく車内の捜索を続けた。一方、女性の自宅の捜索は、周囲を立ち入り禁止にして行われ、捜査員が玄関先の足跡などを採取。捜索は夜まで続いた。
捜査本部は、事件当時、団地に入り込んだ不審者や不審車両の目撃情報がないうえ、豪憲君が騒いだ様子はないことなどから、顔見知りによる犯行の可能性が高いとみて、捜査員100人余の態勢で捜査していた。
その結果、<1>豪憲君が行方不明になった当時、この女性が自宅に1人でいた<2>豪憲君の姿が確認された直後の5月17日午後3時30分ごろ、女性が自宅脇に止めた白い軽自動車のトランクを閉めているのを近所の人が目撃していた<3>その後、女性は車で外出し、午後6時ごろまで所在不明となっていた——ことなどが判明。捜査本部は、女性から事情を聞く必要があると判断したとみられる。
豪憲君は5月17日午後3時25分ごろ、自宅の約80メートル手前の児童公園付近で、同級生らと別れた後、行方不明となり、翌18日、自宅から約10キロ離れた草むらで絞殺体で見つかった。近くにランドセルと帽子が捨てられていた。司法解剖の結果、行方不明直後に殺害されたことがわかった。
一方、団地内では、4月9日、小学4年の畠山彩香さん(当時9歳)が自宅から遊びに出たまま行方不明になり、翌10日、自宅から約8キロ離れた藤琴川で水死体で見つかった。県警は、豪憲君殺害事件後、わずか1か月余の間に近所の小学生が相次いで犠牲になったことを重視。、彩香さんの死亡した経緯についても再捜査を始めていた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6300/news/20060604it12.htm