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2006年06月04日(日) 23時49分

畠山容疑者「だから事件と言ったのよ」 男児捜索も参加朝日新聞

 水死した娘への警察の対応に納得できずに情報を求めて歩いた母親が、殺害された男の子の遺体を捨てた容疑で4日夜、逮捕された。自らに向けられた疑惑を否定してきた畠山鈴香容疑者(33)に、秋田県警の捜査の手がのびた。 

    ◇    ◇

 米山豪憲(ごうけん)君が前日から行方不明になり、地域の住民が騒然としていた5月18日午前6時過ぎ。団地の児童公園前で畠山鈴香容疑者(33)は、捜索のため集まった民生児童委員らの輪の中に入ってきて叫んだ。

 「だから事件だって言ったのよ」

 畠山容疑者の背中をさすり、「あなたは休んでなさい」と制止する民生児童委員を振り切り、「川よ、川に捜しに行くのよ」と言って、4月に自分の長女の彩香さん(当時9)が落ちたとされる川岸へ向かった。

 並んで歩き、「長女の事故のことをどう思うか」と話しかけた朝日新聞記者に対しては、「うちの子のときだって、事故としたのはおかしいと思っていた」と話した。

 4月下旬。畠山容疑者は自宅のある団地などに、手書きのカラー写真入りビラを配布していた。

 亡くなった長女の身長、体重、当時の服装などの情報を載せ、「4月9日午後4時以降の行動がわかりません」と情報提供を呼びかけていた。近所の人にも「事故という判断に納得ができない」と、警察批判を口にしていたという。

 5月27日には、能代市二ツ井町切石にある畠山容疑者の実家で、長女の遺影を飾った祭壇を報道陣に公開した。遺影のそばには「ポケモン」のピカチュウのぬいぐるみなどが供えられ、壁には長女が行方不明のときに着ていたジャンパーやジーンズが掛かっていた。畠山容疑者は目を赤くしながら「体調も悪いし、精神的にも参っている」と話していた。

 実家前に詰めかけた報道陣に、「いい加減にして帰って下さい。迷惑ですよ」と声を荒らげる場面もあった。

http://www.asahi.com/national/update/0604/TKY200606040215.html