2006年06月01日(木) 22時39分
共謀罪、民主案全面受け入れ…与党、今国会成立を優先(読売新聞)
自民、公明両党は1日、「共謀罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案の修正問題について、民主党の要求を全面的に受け入れる方針を決め、民主党側に伝えた。
同日の衆院法務委員会理事会で与党側が「民主党が提出する修正案に賛成する。その代わり2日の委員会で採決させてほしい」と提案した。
与野党の修正協議がこうちゃく状態に陥っている現状を打開して、同改正案を今国会で成立させるため、民主党側に全面的に譲歩したものだ。
民主党内でも「与党提案に応じるべきだ」との声が広がっており、同改正案は成立する可能性が高まってきた。
自民党の細田博之国会対策委員長は1日、衆院本会議場で民主党の渡部恒三国対委員長に会い、「民主党案を基本的に受け入れることにしたので、採決に応じてほしい」と打診した。与党は、その後開かれた衆院法務委員会理事会で正式に民主党案の受け入れを表明した。2日に委員会が開催されるが、民主党は採決に応じるかどうかについては「政府側の答弁を見極め判断したい」としている。
(読売新聞) - 6月1日22時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060601-00000015-yom-pol